台湾用語 — 燒肉粽事件
2025.06.18
「燒肉粽事件」(shāo ròu zòng shìjiàn)
は、1986年3月5日に台湾・台北で発生した実際の悲惨な事故で、
台湾人の間では非常に有名な事件として語り継がれています。
🧨 事件の概要
台北市中山區新生北路のビルで、ある男性が自殺のために飛び降りたところ、
ちょうど下を通りかかった**屋台で「燒肉粽(熱ちまき)」を売っていた男性(黄棟梁さん)に直撃。
黄さんは即死し、このあまりにも衝撃的な出来事が「燒肉粽事件」**と呼ばれるようになりました。
当時の台湾ではまだテレビ報道が発展し始めたばかりで、事件のインパクトと偶然性が注目され、
全国的な話題となりました。
🧠 その後の影響
この事件以降、台湾では:
自殺による落下事故で他人が巻き込まれた場合
何かの下敷きになって無関係な人が犠牲になる場合
などのニュースで、記者やネット民が「まるで燒肉粽事件」と引き合いに出すことが増えました。
つまり、他人を巻き込む不幸な事故の代名詞のようになっているのです。
例文
① A:今天新聞說有人跳樓,剛好壓到一個在等公車的路人……
B:真的假的?又來一個燒肉粽事件喔?
(今日ニュースで、自殺した人がバス待ちの人に直撃したって……)
(マジ?また「燒肉粽事件」じゃん……)
② A:拜託,不要亂跳樓,害人變成下一個燒肉粽!
(お願いだからむやみに飛び降りないで、人まで巻き込んで「燒肉粽」になったら大変!)
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