【成语小故事】黔驴技穷
2025.02.24
过去贵州(黔)这个地方没有驴。有个多事的人运来了一头驴,运来后却没有什么用处,就把驴放到山脚下。
一只老虎看见了驴,以为这个躯体高大的家伙一定很厉害,就躲在树林里偷偷观察着,后来又悄悄走出来,小心翼翼地接近驴,不知道驴子的底细。
有一天,驴叫了一声,驴叫的声音很特别,很恐怖。大虎大吃一惊,远远躲开,以为驴要咬自己了,非常恐惧。然而,老虎反复观察以后,觉得驴并没有什么特殊本领,而且越来越熟悉驴的叫声了。
老虎开始走到驴的前后,转来转去,还不敢上去攻击驴。以后,老虎慢慢逼近驴,越来越放肆,或者碰它一下,或者靠它一下,不断冒犯它。驴非常恼怒,就用蹄子去踢老虎。
老虎心里盘算着:“你的本事也不过如此罢了!”于是老虎腾扑过去,大吼一声,咬断了驴的脖子,把驴给吃掉了。
这个故事说明,驴子看上去躯体高大,好像很厉害;声音洪亮,好像有本事。但只要仔细观察就会发现驴子的本领不过如此。 不值得畏惧。
黔驴技穷
昔日、贵州(黔)には驴がいませんでした。ある日、ある人が驴を運んできましたが、驴はあまり役に立たず、山のふもとに放置されました。
そこへ一頭の虎が現れました。虎は驴の大きな体を見て、驴がきっと強いと思い、木陰からこっそり様子をうかがいました。その後、虎は慎重に近づき、驴がどんな動物かを探ろうとしました。
ある日、驴が大きな声で鳴きました。その声はとても不気味で怖ろしかったので、虎は驚き、驚いて遠くに逃げました。虎は驴が自分を攻撃するのだと恐れました。しかし、虎は何度も観察しているうちに、驴の鳴き声には特別な力がないことに気づき、驴に対する恐怖も次第に薄れていきました。
その後、虎は驴に近づいて回り、何度も行き来しましたが、最初は攻撃を避けていました。だんだんと虎は勇気を出して、驴に触れたり、軽く体を押したりしました。驴はそれに怒って蹴り上げました。
虎はその様子を見て、「この驴の力などたかが知れている」と考えました。そして、ついに虎は驴に飛びかかり、大声で吠えながら驴の首を噛み切り、驴を食べてしまいました。
この話は、見かけや外見で物事を過信してはいけないことを教えており、驴のように大きな体や大きな声を持っていても、本当に強いわけではないことを示しています。虎が驴を見抜いてしまったように、細かく観察すれば、恐れるに足らないことが分かるという教訓です。
成語「黔驴技穷」の意味は、見かけの強さや外見にだまされることなく、本当に力があるかどうかを見極めること。もしくは、一度しか使えない技や能力が尽きてしまうことを指します。
中国語教室「ニイハオチャイナ神戸」小呂