【成语小故事】一鸣惊人
2025.01.13
战国时代的齐威王在很年轻的时候,就当上了皇帝。
年轻的他因此骄傲自满,每天饮酒作乐,不但不处理国家大事。
不准大臣劝阻,如果有人不听他的话、或是违反他的规定,就会受到死刑的处罚。
就这样过了三年,国家政治混乱,邻近的魏国也常派兵攻打。
大臣们对国家的安危很担心,却又不敢提出劝告。
大夫淳于髡故意对他说:“宫中有一只大鸟,三年来都不飞不叫,大王知道这是甚么鸟吗?”
聪明的齐王一听就明白淳于髡的用意。
他说:“这只鸟不是普通的鸟,平时不飞不叫,但只要一飞直往上冲,一鸣叫声惊人。”
齐王还出兵反击魏国的侵略,使魏国割地求和。
后来其它国家都很害怕,不敢再来侵犯,从此齐国保持了二十多年的和平生活。
一鸣惊人
戦国時代、斉威王は若くして即位したが、その若さゆえに驕り高ぶり、毎日酒宴にふけり、国政を顧みなかった。彼は大臣たちに意見を述べることを禁じ、命令に背く者には死刑を科すほど厳格だった。
このような状態が三年間続き、国内は政治の混乱が深まり、隣国の魏もたびたび兵を送り攻撃してくるようになった。大臣たちは国の行く末を案じつつも、斉威王に進言する勇気を持てずにいた。
そんな中、大夫の淳于髡がある日、斉威王に向かってこう言った。 「宮中に一羽の鳥がおります。この三年間、一度も飛ぶことも鳴くこともありません。大王、この鳥がどんな鳥かご存じですか?」
聡明な斉威王はすぐに淳于髡の言外の意図を察し、こう答えた。 「この鳥はただの鳥ではない。普段は飛ばず、鳴かずだが、一度飛べば天に向かって高く舞い上がり、一度鳴けばその声は驚くべきものだ。」
その後、斉威王は心を入れ替え、魏国の侵略に対して出兵し、見事に反撃した。魏国は土地を割譲して和解を求め、他の国々も斉国を恐れて攻撃を控えるようになった。その結果、斉国は二十年以上の平和を享受することとなった。
この故事から、「一鸣惊人」という成語は、長く静かにしていた人が一度の行動で大きな成果を上げ、人々を驚かせることを意味するようになった。
中国語教室「ニイハオチャイナ神戸」小呂